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Cloudflare

概要

Cloudflare(クラウドフレア)は、ウェブサイトの表示を速くし、インターネット上の攻撃から守るためのネットワークサービスを提供する企業、およびそのサービスのことです。

ふつうのウェブサイトは、アクセスが集中したり、遠くの国からアクセスされたりすると、表示に時間がかかることがあります。また、悪意のある攻撃(大量のアクセスを送りつけてサーバーをダウンさせるDDoS攻撃など)を受ける危険もあります。Cloudflareは、ウェブサイトと訪問者の間に立ち、データを一時的に保存して素早く届けたり、怪しいアクセスを遮断したりする「盾」と「配達員」のような役割を果たします。

詳しくは Cloudflare 公式サイト を参照してください。

誰が始めたのか

Cloudflareは、2010年にマシュー・プリンス(Matthew Prince)、ミシェル・ザトリン(Michelle Zatlyn)、リー・ホロウェイ(Lee Holloway)の3人によって設立されました。

彼らは「より良いインターネットを構築する」という目標を掲げ、一部の大企業しか使えなかった高度なセキュリティや高速化の技術を、誰でも簡単に使えるように提供し始めました。

どのような機能があるのか

Cloudflareには多くの機能がありますが、代表的なものは以下の通りです。

  • CDN(コンテンツ配信ネットワーク): 世界中にあるCloudflareのサーバーにウェブサイトの画像やHTMLをコピーして置き、訪問者に一番近い場所からデータを届けることで表示を速くします。
  • DDoS攻撃対策: サーバーをダウンさせることを目的とした大量の通信を自動的に見つけ出し、ブロックします。
  • DNSサービス(1.1.1.1): URL(例: example.com)をコンピュータが理解できるIPアドレスに変換する仕組みを、安全かつ高速に提供します。
  • Cloudflare Pages / Workers: サーバーを用意しなくても、ウェブサイトを公開したり、プログラムを動かしたりできる仕組みです。
  • Cloudflare D1: ウェブサイトで扱うデータを保存するためのデータベース機能です。

これらの機能について詳しく知りたい場合は、Cloudflare 公式ドキュメント を確認してください。

主な歴史と年表

Cloudflareは、単なるセキュリティツールから、ウェブサイトを構築するための土台へと進化してきました。

  • 2010年: Cloudflareのサービスが正式にスタートし、ウェブサイトの保護と高速化の提供を開始しました。
  • 2014年: すべての利用者に無料で暗号化通信(SSL)を提供し始め、安全なインターネットの普及に貢献しました。
  • 2017年: 「Cloudflare Workers」をリリースしました。これにより、Cloudflareのネットワーク上で直接プログラムを動かせるようになりました。
  • 2018年: 誰でも無料で使える安全で高速なDNSサービス「1.1.1.1」の提供を開始しました。
  • 2020年: 「Cloudflare Pages」を発表し、開発者がウェブサイトを簡単に公開できるようになりました。
  • 2022年: データベース機能である「Cloudflare D1」などの開発者向けサービスをさらに拡大しました。

どのようなところで使われているか

Cloudflareは、個人の小さなブログから、世界中の人々が使う大企業のサービスまで、幅広く利用されています。

たとえば、ニュースサイト、オンラインショップ、企業の公式サイトなど、インターネット上にある非常に多くのウェブサイトの裏側でCloudflareが動いています。インターネットの通信の大きな割合がCloudflareを経由していると言われるほど、現代のウェブサイト運営に欠かせない存在になっています。

似ているサービス(競合サービス)

Cloudflareと同じように、ウェブサイトを速くしたり守ったりするサービスは他にもあります。

海外の有名なサービス

  • Amazon CloudFront:ネット通販でおなじみのAmazonが提供しているサービスです。
  • Fastly:とても速くデータを届けることに特化しているサービスです。
  • Akamai:この分野で一番歴史が長く、世界中の大きな企業で使われています。

日本国内のサービス

  • さくらのウェブアクセラレータ:日本の「さくらインターネット」という会社が提供している、ウェブサイトの表示を速くするサービスです。
  • CDNext:日本の企業向けに、使いやすさやサポートを重視して作られたサービスです。

それぞれに得意なことや料金の違いがあるため、ウェブサイトを作る人は目的に合わせてこれらを使い分けています。

このサイトでの使われ方

このサイトでも、ウェブサイトの公開とデータの保存にCloudflareの仕組みを利用しています。

  • Cloudflare Pages: サイトの画面を表示するためのプログラムを世界中に配置し、どこからアクセスしても高速に表示されるようにしています。
  • Cloudflare D1: 記事やメモなどのデータを保存するデータベースとして利用しています。

これにより、自分で複雑なサーバーの管理やセキュリティ対策をしなくても、安全で快適なウェブサイトを運営できています。

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