概要
ウェブサイトをインターネット上に公開するための場所(サーバー)を提供するサービスです。
ふつうのウェブサイトは、どこか1箇所にあるコンピューターの中にデータを置いています。そのため、遠く離れた国からアクセスすると、データが届くまでに時間がかかってしまいます。
しかしCloudflare Pagesは、世界中に無数にあるコンピューター(サーバー)に、あなたのウェブサイトのデータを自動でコピーして配置してくれます。アクセスしてきた人に一番近い場所にあるサーバーがデータを返すため、どこから見ても一瞬でページが表示されるのが最大の特徴です。
詳しい説明
Cloudflare Pagesは、特に無料で使える機能が非常に充実していることで知られています。
無料で使える機能
- 無制限のアクセス対応:どれだけたくさんの人がウェブサイトを見に来ても、追加料金をとられたりサーバーが落ちたりしません(帯域幅の制限なし)。
- 独自ドメインとSSL:自分だけのURL(ドメイン)を無料で設定でき、通信を暗号化するSSL(HTTPS)も自動で適用されます。
- 自動更新:GitHubなどのプログラム管理サービスと連携でき、コードを保存するだけで自動的に最新のウェブサイトが公開されます。
無料枠の制限
これほど強力ですが、無料プラン(Freeプラン)にはいくつかの制限があります。
- 更新(ビルド)回数:ウェブサイトの内容を更新する作業は月に500回までです。
- 同時更新数:1度に進行できる更新作業は1つだけです。
- ファイルサイズ:1つのファイルサイズは最大25MBまで、1回の更新でアップロードできるファイル数は2万個までです。
メリットとデメリット
メリット アクセスが突然増えてもビクともしない頑丈さと、表示速度の速さです。また、後述する類似サービスと比べても無料枠の制限が非常にゆるく、個人開発から小規模なビジネスまで無料でまかなえてしまうことが多々あります。
デメリット WordPressや従来のPHP、Rubyなどで作られたような、裏側で複雑な処理を常に行うシステムをそのまま動かすことはできません。複雑なシステムを作る場合は、同じCloudflareが提供している「Cloudflare Workers」やデータベースの「Cloudflare D1」など、専用の仕組みを組み合わせて開発する必要があります。
類似するサービス
同じようにコードから自動でウェブサイトを公開できるサービスには、以下のようなものがあります。
- Vercel(ReactやNext.jsの開発元が提供)
- Netlify
- GitHub Pages
- Firebase Hosting
実際にどのようなサービスが運用されているか
世界中のサーバーに静的なファイルを配置する仕組み上、以下のようなサイトに特に向いています。
- 企業のコーポレートサイトや製品の紹介ページ
- 個人のブログやポートフォリオサイト
- システムの公式ドキュメントやマニュアルサイト
- 高速な動作が求められるウェブアプリの画面部分(フロントエンド)
詳しくは Cloudflare Pages 公式サイト や、開発者向けの Cloudflare Pages 公式ドキュメント を参照してください。
このサイトでの使われ方
このサイト自体をインターネット上に公開するための土台として、Cloudflare Pagesが使われています。
サイトの見た目を作るAstroという技術と、データベースであるCloudflare D1を組み合わせることで、単なる文字だけのサイトではなく、記事の検索や動的なタイムラインの表示ができるウェブアプリケーションとして動作しています。アクセスしたときに画面がすぐに表示されるのは、このCloudflare Pagesの仕組みが裏側で動いているためです。